”敵こそ我が友~戦犯クラウスバルビー三つの人生~”

(~∂~)
「やぁ、諸君!元気かな??
珍しく更新頻度を上げてみたぞ!
この時期は仕事が落ち着き良い感じだ。
こんな日がずっと続けば良いのに。。。。
ってか、仕事が落ち着きすぎて逆に不安になるのだがww


さて!

前置きをダラダラ書いていても仕方が無いので、
早速本題に移ろう!!
本日紹介するのはドキュメンタリー、
”敵こそ我が友~戦犯クラウスバルビー三つの人生~”だ!

若干ネタバレがあるかもしれないので、
ここから先は観たい人だけ観てくれ
!」






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(~∂~)
さて、このドキュメンタリーをなぜ紹介したのかというと、
極めて出来が高いからだ!!
ナチスやヒトラー関係の歴史が大好きな私にとって素晴らしい作品だった!

戦後、南米にたくさんのナチ親衛隊の連中が逃亡していた事は
歴史をあまり知らない人間でも知っている(?)だろう。
その中でも特筆すべき人物、クラウス・バルビーの人生を描いたのが本作だ。
南米に逃亡したナチスの大物…


なのだが、

実を言うと…
私はこのクラウス・バルビーなる人物を全然知らなかった…
ナチス関係の権威と勝手に名乗っている身としては恥ずかしいことだが。。。

というか、今までナチス関係の本を読みあさっていたのに、
クラウスバルビーのクの字も観たことなかったぞ。。。
リヨンの虐殺者の異名を持っていて
フランス政府から戦犯に名前があがるぐらいの人物、
しかも戦後の南米での活動も凄いのに、
なぜか、どのナチス関係の本にも出ていない。

私が知っている南米に逃げたナチスと言えば、
アドルフ・アイヒマンやヨーゼフ・メンゲレぐらいだからねぇ。
彼らに関するドキュメンタリーは、ヒトラーと六人の側近達シリーズがあるが、
クラウス・バルビーのドキュメンタリーはこれが初なのではないだろうか??

この

映画を通して判ってくるのは、
冷戦時代のアメリカとナチスの関係。
この映画とは関係ない話になるが、
例えば、
国防軍防諜部は戦後ラインハルト・ゲーレン中佐を長官にして再建され、
CIAのダレスによって対ソ連の機関、ドイツ連邦情報局になった。


あの

キチガイ博士のヨーゼフ・メンゲレも、
自分の人体実験の研究成果と引き替えに
アメリカから戦犯免除してもらったという説もある。

残酷な人体実験(無意味で残酷な実験とされるが、
遺伝子複製が目的の実験をしていたという説もある)の数々をしてきたのに、
ニュルンベルク裁判で名前すらあがらなかったのは不自然すぎるし、
戦後、何度もモサドに居場所をつきとめられても
なぜか事前に情報を掴み逃亡に成功している。
メンゲレの存在を確認し、家に踏み込もうとしたモサド隊員達が
いきなり別の場所に転属させられたりしているのも、
その説の信憑性を高めている。

さらに

ペーパークリップ作戦では、アメリカに大勢のナチスの科学者達を移住させ、
様々な軍事研究をさせていた。


そして

このクラウスバルビーも戦後は
CIC(アメリカ陸軍情報部)の諜報員として活動していた。
南米ボリビアの独裁者の顧問として、
親米独裁政権を支えるんだけど…


…色々凄すぎ。

収容所を訪れては自分も拷問に加わり、
「おまえらは拷問が判っとらん!こうやるんじゃぁーーー!!!」
って感じで若い所員に拷問のいろはを指導したり、

ゲバラ率いるゲリラ部隊とどう戦えば良いのか悩む軍に対し、
「情けないのう!!わしが若い頃は、
フランスのゲリラ部隊なんか一網打尽じゃった!
良いか若いの、ゲリラとはこう戦うんじゃあぁぁぁーーーー!!!!」
って感じで、軍を指導したりしていたという…

全く、アクトオブキリングに登場したじーさんと良い勝負の
トンデモじーさんだよ。。。。


中でも

凄かったのは、バルビーのナチス復活の夢。
第四帝国を本気で建国しようとしていた事だ。
アメリカの軍事援助を利用してクーデターを起こし、
ビルの屋上にデカデカとハーケンクロイツ旗を掲げる人々。
「このボリビアにナチス第四帝国を建国するのじゃ!!」

…凄すぎ。
こ、このじーさんは本物だ!!本物のナチだ!!!…って思った。

戦後を

生きたナチスの人々なんて、
ヒトラーに対する忠誠心は少しもないと思っていたが、
この映画観て考えが変わったよ。。。。
ヒトラーの悪口を言った奴に対し、
”わしの前で総統閣下の悪口は言うな、ゴルァァァーーーーー!!!!”
と、ガチギレしたりしたエピソードが出てきたりとか、
意外に戦後もずっとヒトラーやナチスの思想を信じ続けた人がいたんだねぇ。

まぁ、うちのじーさんも生前は
天皇の悪口とか絶対に許さない生粋の軍人だったから、
こういう人間は珍しくないのかもしれんが。。。。。

それにしても

アメリカは凄いね。悪い意味で。
こんな危険なじーさんを大物にしてしまうなんて…

戦後の南米各国の独裁政権援助したり、
アルカイダやフセインに援助したり、
ベトナムを倒すためにポルポト(共産主義政権なのに)にまで軍事援助したり…
もう少し友達選ぼうゼ…

と、

そんな事がよく判るドキュメンタリー映画だった。
クラウス・バルビーの映画かと思ったら、
最終的にアメリカの闇の歴史を描いた作品となっているあたり、面白いなと感じた。

今までバルビーのドキュメンタリーが一本もなかったのは、
やはりアメリカから守られていたからなのか、
アメリカが自国の闇を描く事を許さなかったから…なのかな??
まぁ、死んだのも1991年で、
わりと最近の事だから、ドキュメンタリーも少ないのかもしれないが。
こんな強烈な人物なのに、関連書籍すらないのも不思議。

誰か書いていてもおかしくなさそうなのに。

とにかく!

面白いドキュメンタリーなので、諸君も機会があったら観てみるといい!
戦後のナチスを描いたものなんて、
矢追純一のUFOドキュメンタリーぐらいしかないだろうからwww

ヒトラーやナチス政権下のドイツを描いたドキュメンタリーは数多く存在するが、
ここまでしっかりとした戦後のナチスを描いたドキュメンタリーも珍しい!
すばらしい作品だ!


という感じで!

今夜はここでお別れだ!
ちなみに余談だが、ナチス関連の珍しいドキュメンタリーだと、
カポ~ナチスに協力したユダヤ人~””消えたユダヤ人資産”、
ディスカバリーチャンネルの”ナチスUFO開発計画”、
面白いドキュメンタリーだと、
”ヒトラーと6人の側近達シリーズ”がオススメなので、
こちらも機会があったらチェックしてみるといい!

では!!

”敵こそ我が友~戦犯クラウスバルビー三つの人生~”
の予告編と共にお別れだ!
サラだバー、同志並びに党員諸君!!」









https://www.youtube.com/watch?v=1D0bvO3Ccb8
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by hiyokemusi | 2015-04-17 12:20 | 総統の映画裁判所 | Comments(2)
Commented by スタスク at 2015-04-17 23:20 x
この映画、存在すら知りませんでした。もちろん、バルビーって人の事も。
そんなにも凄い人物なのに、あまり知られていなかったのが驚きです。
やっぱり自分でも知ってるのはメンゲレですかね。
仮面ライダーのショッカーとか改造人間・改造手術って概念はこの人から来てるような気もしますし。
Commented by hiyokemusi at 2015-04-18 00:57
(~∂~)
スタスクさん、いらっしゃいませ!
こういうドキュメンタリー映画って、興味ない人は全然見ない分野ですからね。
ナチスとか歴史好きな人は見ないでしょう。
この映画は知らない人の方が多いと思います。
ドイツ第四帝国の夢はあと一歩で実現したというのを知り、驚きました。
ホント、凄い人物でした。
メンゲレは記事に書いたような研究をしていたという説もありますが、私からするとただのキチガイ博士ですね…
ナチスと言えば人体改造手術とか連想出来たりするのはメンゲレのせいでしょうね。
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